El 24 de 08 de 2016
El primer concierto en el Inryoji templo de OKAYAMA.
Concert Report
by Masayo Tanimoto
8/22(月)成田空港にて
photo by NRT
photo by NRT
台風の影響でフアンとマリアーノの到着便が遅れ、その後の通関にも予想外の時間がかかり、大変だったそう。ともあれ何とか無事日本でアカ・セカ・トリオの3人が勢ぞろいし、 NRTさんがFB上でUPして下さった記念のショット。意外と元気そうな表情にホッとした人も多かったはず。
アンドレスは8/20(土)東京・根津教会でのピアノ・ソロリサイタルのため先週8/19来日しており、この日はNRT成田さんと共に2人を出迎えた。
メンバーは翌日8/23(火)空路にて予定通り岡山へ。
今回名古屋公演主催と全ツアーの同行サポートを担当したPaPiTa2名はツアー初演の8/24(水)当日、別途陸路で岡山入り。昨年12月のアンドレス・ベエウサエルト&フアン・パブロ・ディ・レオーネ岡山公演サポート以来の岡山。晴れの国岡山はこの日も爽やかな晴れ空で迎えてくれた。
アンドレスにとっては、二度めの蔭涼寺公演。
ティキも実は10年前、岡山で演奏した経験をもつ。2006年リリアナ・エレーロの初来日ツアー。リリアナが帯同したのはこれが初海外で無名の駆け出しだったマティアス・アリアス(g)とG.ケルペルのオフブロードウェイ「ビージャビージャ」でも来日経験のあるティキことマリアノ・カンテーロ(perc)の2人だった。(このツアーにはPaPiTaもボランティア・サポートで関わったが岡山公演は同行しなかった。)。当時を知る岡本さんと確か(リリアナの公演は)サンタホールだったよ、と当時の話をしてみたが彼は記憶があいまいな様子だった。
ともあれティキと我々がこの10年間、ともに夢見ていたアカ・セカ・トリオでの初来日公演、それがいよいよ実現するまであと少し!!!
同じホテルに予約を取ったので、リハーサル入り時間に玄関で待合せ、アカ・セカ・トリオの3人&NRT成田さんと合流。
16時、岡山公演主催のModerado Music 岡本さんの車とタクシー2台に分かれて蔭涼寺へ。
蔭涼寺では、ティキがブエノスアイレスで半年パーカッションを教えたという東京在住パーカッショニスト、FUMIさん(=佐藤仙人文弘氏)が駆けつけていて、合流。
師弟感激の再会!
トリオでのリハーサル風景。Ensayando en Inryoji templo.
3人にとって、ほとんどリハは必要なく、リハーサルは会場の音響環境等のために行っている、という感じだった。
彼らの国、南半球のアルゼンチンはまだまだ冬の真っ盛りで、到着したばかりのフアンは少し咳をすることがあった。(ブエノスでは医者にかかってきたそうだ。)
Tres Argentinos en la sala de Tatami del templo.
着々と本堂でのステージ準備が進む中、楽屋では…
早速3人が日本らしいショットで記念撮影。
誰も指示しないのに、ちゃんと床の間の前で、座布団に正座。分かってる!
住職の奥さまよりお抹茶と和菓子のおもてなし。お腹も心も満たされる3人。
当日券もあっという間に完売、明るい時間から良い席を求め受付にも長蛇の列が出来ていた。蚊も飛ぶ中、忍耐強くお待ち頂きありがとうございました。
カルロス・アギーレ CARLOS AGUIRRE の「音楽と言葉 LA MUSICA Y LA PALABRA」でスタート。2曲めは同じくアギーレ C.AGUIRRE の「パサレーロ(過ぎ行くもの) PASARERO」、アルバムではペドロ・アスナールがゲスト参加するたゆたうような川の流れを彷彿させる曲。
一曲も聴き漏らすまい、と食い入るように集中する観客席のみなさま。
続いてフアン・キンテーロ JUAN QUINTEROの自作、ウーゴ・ファトルーソ HUGO FATTORUSO、ホルヘ・ファンデルモーレ JORGE FANDERMOLE とアルバム"AVENIDO"からのレパートリー。内容と順番は母国ブエノスアイレスでの進行とほぼ同じ。
さらにアルバム"ACA SECA TRIO"のフアン・キンテーロの作品が3曲、フアンの尊敬する同郷の名ギタリスト、フアン・ファルーの曲、再びH.FATTORUSOの曲へ。ここまでは来日記念日本盤"ACA SECA TRIO BEST"にすべて収録されているレパートリー。
休憩をはさまず、1ステージで一気に駆け抜けるコンサート。
ここから空気を替え、未収録の新曲3曲が登場した。
進化するACA SECA TRIOを目のあたりにし、息をのむ観衆。
「FLORCITA DE CARDON 大サボテンの小さな花」では日本の童謡「月(出た出た月が)」から最初のフレーズを引用した日本向け特別アレンジを披露した。前日準備した今ツアースペシャルバージョンで、原曲はウワイノのリズムが伝統フォルクローレ色の強い曲。アカ・セカのバージョンは最初期に収録されたまさに日本の童謡を彷彿させるアレンジで、とても優しく和みます。
全曲終了。止まない歓声に戸惑いつつ、一端幕の後ろへ。アンコールのアカペラ+ボディ・パーカッション or ボンボの2曲を披露、圧倒的な感動でご来場のみなさまの歓声はMaxへ。
初日の岡山公演、たっぷり演奏し歌ってくれたアカ・セカ・トリオ。終始、心が震えっぱなし、目頭が熱くなる感動的なツアーのスタートでした。
GOOD JOB!!! Sr.Shinohara!!!
終演後、会場のセッティング、PA、照明、その他全てこなされた蔭涼寺住職の篠原さまの素晴らしい仕事ぶりに感謝し称えるアカ・セカ・トリオのメンバーたち。
終演後のCD販売&サイン会は永遠に終わらないんじゃないか?と不安を誘うほどの長蛇の列で、平日にもかかわらず皆さま辛抱強くお待ち頂け、最後まで笑顔のアカ・セカ・トリオの面々でした。
以上